テレビドラマ「不適切にもほどがある!」が話題になりました。昭和と令和を行き来するこのタイムスリップコメディーは、体罰や暴言、喫煙、様々なハラスメントなど、コンプライアンスのありようも浮き彫りに。元テレビアナウンサーで、現在は弁護士として企業法務などに取り組む菊間千乃さんに聞きました。不適切って何ですか、どう向き合ったらよいですか。
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話題のドラマ「不適切にもほどがある!」を毎回、楽しく見ていました。
初回のタイトルは「頑張れって言っちゃダメですか?」でした。その頃、企業のコンプライアンス研修を担当していて、「頑張れって言っちゃだめなんですよね。ドラマでもやってたし」と言う方がいました。
すでに頑張っている人に言い過ぎてはいけない、心が傷ついている人に言ってはいけないということでしょう。そういう前提がどんどん捨象されて、言葉尻一つをとらえて、あれもだめ、これもだめと皮肉を込めて描いていたのが、このドラマの今っぽさでした。
ジェンダー、体罰、世間のバッシング、機微情報のアウティング。ドラマは昭和と令和をタイムスリップする中で様々な「不適切」を相対化していました。
今、改めて思うのは、「コン…
